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新時代の生前贈与による
             積極的活用戦略
戦略の種類 狙い 概要
賃貸住宅(アパート)の建物だけを贈与 収益力の移転 @高収益だけれども低評価の賃貸建物だけ(土地は除く)
A高額所得の親から子への利益移転で親の所得税軽減
B利益移転された子は相続税支払の原資ができる
C親の建物未償却残高と時価が同額なら譲渡益・課税なし
値上がり確実な財産の贈与 相続税の節税 親が死亡する際の相続税評価額が贈与時の評価で計算
するから、節税になる
資産家の「破綻対策」 親が破綻している子を守る @今は心配ないがこのままでは親の将来が不安
 その時でも子は安心させたい
A贈与時に親が債務超過でなければ詐害行為にならない
 その立証書類を予め作成して準備する
ペイオフ対策 預金の分散 一人1000万円を堂々と贈与して分散させる
子の住宅ローンの肩代わり 資金援助、利息相当分が移転 子の生活が楽になる
家督相続 争族防止 後継者を決め、他の相続人へ一定金額を贈与し遺留分を放棄させて公正証書による遺言書で決定させる
事業承継 後継者の決定 @株式を特定後継者に集中させるために移転する
A他の相続人に一定金額を贈与し、遺留分を放棄させる
弱者である子へ その子の将来の不安を解消 早期に財産を移転し、将来の生活を安定させる
特殊事情のある子へ 生活補助
争族防止
先妻の子、非嫡出子、再婚など相続後ではもめやすいので
その防止策として
10 介護資金 介護してくれている子へ 介護していてくれる子に感謝の気持ちをあらわす